こんにちは
本日は数年前から話題の「老後2,000万円問題」に関しての個人的見解です。
一般に「老後2,000万円問題」と言われる報告書の中に、少し今の時代に合致していないのでは、と疑問に思うところがあるので述べたいと思います。考え方が日本古来で少し古く感じました。今更という話でもありますが、自分なりの新たな解決策です。
※あくまで一個人としての見解なので、私の意見が全て正しいというわけではないです。
老後2,000万円問題とは？
老後2,000万円問題は、2019年に金融庁の金融審議会が公表したレポートが発端です。
老後、つまり定年後に夫婦で普通の生活するために2,000万円が不足するということです。
前提条件は以下です。
・夫が65歳で退職、その時妻は専業主婦で60歳
・その後30年間健在する
・30年間公的年金を受け取りながら生活しても月5.5万円不足する
つまり 月5.5万円×12ヶ月×30年＝1980万円 となり
約2,000万円が不足するということです。
これが老後2,000万円の根拠です。
老後までにとりあえず2,000万円貯める方が良い。公的年金で足りない分はそれを取り崩して生活しなさい、ということです。
老後2,000万円では足りない
それでは実際に老後2,000万円あれば本当に大丈夫なのでしょうか。
もちろん答えは『NO (-_-)』です。
決して2,000万円では足りません。理由としてはいくつか挙げられます。
まずは、医療や介護に関してです。このレポートでは健康であることが前提です。万が一の病気の際の医療費や介護状態の際の介護にかかる費用などは含まれてません。確かに公的医療、介護保険制度や民間の医療保険などがあるかもしれません。ただ自己負担も場合によっては、かなりかかってしまいます。別途このような状況のためにプラスαで備えておく必要がありそうです。
続いて年金の受給額に関してです。あくまでレポートでは、現在の65歳の人が年金を受け取る際の受給額を基に計算されております。将来もらえる年金受給額が減る可能性は十分にあります。つまり今の受給額で計算するのはナンセンスではないかと思います。
その他にも平均寿命が伸びていることなども考慮すると、とても2,000万円では足りそうにないですね。
もちろん金融庁としてはあくまで平均的な金額の話ということなので、完全に間違っているというわけではないです。
ただ一般的に浸透している老後2,000万円問題に関して、2,000万円あれば足りると思っている人が大半ではないでしょうか。もしこの認識だと将来多くの人が老後資金が不足してしまい、大変なことになります。
2,000万円も働かせることが重要
私が冒頭で考え方が少し古い、今の時代に合致していないと思ったのは、せっかく貯めた2,000万円を取り崩すという考え方です。確かにまだ株式投資などがそこまで普及していなかった時代はそれで良かったと思います。やはり日本古来の貯金をして貯めて、それを使うという昔ながらの考え方は根強いですね。
では取り崩す以外にはどのような考え方があるのでしょうか。
答えはとてもシンプルです。貯金を取り崩して使うのではなく、資産を働かせてお金を生み出す。そのお金を生活費の不足分に充てるという考え方です。
現代の投資ではかなりリスクを抑えたとしても、年間４%は手堅いです。具体的には高配当の日本株や米国株を購入して長期保有する方法、または米国のS & P５００に連動する指数に投資する方法などが挙げられます。つまり貯金するのではなく、しっかりと株式投資をしてお金を働かせるということです。
株式投資をすることにより年間4%の利回りは確保することができます。
では年間4%の利回りだと資産をいくら作れば良いでしょうか。
月5.5万円×12ヶ月＝66万円（年間必要額）
つまり66万円×25（4%のため）＝1650万円で十分ということです。
2,000万円を貯めて貯金を取り崩して月5.5万円使うのではなく、1,650万円を年利4%で運用して月5.5万円を生み出して使用するということです。
このような発想は貯金が根強い日本人ではなかなかできないですよね😩
アメリカ人なら当たり前にすると思います。
実は月々5.5万円の生活費を補うということだけであれば、2,000万円も不要だったのです。仮に老後の2,000万円という金額を提唱するならば、1,650万円を株式投資し働かせて生活費に充てる。残り350万円は貯金をして、万が一の際の医療費や介護費用に使うという考え方ができると思います。
1,650万円の元本はそのままなので、老後30年以上長生きしても全然問題ないです。
結局、、、
結局、私の上記の考え方も株式投資をしている方なら発想としては当たり前だと思います。ただ貯金しかしていない人だとなかなかこのような発想にならないと思います。
つまり、株式投資の仕組みを知っているのか、知らないのかの違いでしかないのです。
老後2,000万円問題、確かに貯金して取り崩すだけではとてもじゃないけど不足してるね。
ここでもお金を働かせることを意識するだけで、色々と新たな解決方法も見えてくるんだね。
正しい株式投資の方法などがもっと普及すれば、その他の日本のお金に関する問題、もっと簡単に解決できることがあるかもしれないね。
これから株式投資を始める人は、まずは第一歩を踏み出すことが重要だね。そうすると色々と新しい世界が見えてくるはずだね。
コメント